大竹富江さんの作品の評価は?子供と家族を愛した波乱万丈な芸術人生

ブラジルの国旗

ブラジルが誇るの抽象画家・造形作家の大竹富江さんが亡くなった。101歳という。

大竹さんの作品はブラジルでとても評価され、誰もが知っている偉大な芸術家だった。
子供と家族を愛した孤高の芸術家・大竹富江さんの人生はとても波乱万丈でした。

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大竹富江さんの人となりと家族

幼い頃から絵が好きだった大竹富江さん。
ブラジルに渡ってからは家族や子供の世話に追われる日々だったといいます。
家族が何よりも大切に考えて、自分のことはいつも後回しにしていたとか。

そんな大竹富江さんの家族には二人の子供がいまして、二人とも芸術家です。
長男のルイ・オータケさんは、建築家で、大竹富江文化センターなど建築に携わりました。
次男のリカルド・オータケは、デザイナーであり、元サンパウロ州文化長官でもありました。

よき母というイメージの大竹富江さんですが、芸術家としては一風変わっていたようです。
芸術の学校に通ったことはなく、他の日本人の芸術家とも交流をあえて持たなかったとか。

はじめは絵の具の混ぜ方もわからなかったといいます。
なぜ、そうしたかというと、人から何かを習うことを嫌っていたそうな。
芸術家っぽいですね^^

また、きっちりした性格だったようで、毎朝決まった時間に起床すると、納豆とひじきを含んだ朝食を必ず採っていたそうです。
創作に関しても、絵画と造形を手掛けていた大竹富江さんは、曜日を決めてそれぞれ作業日をきっちりわけていたとか。
自分に厳しくないと芸術家としては良い作品は生み出せないという事でしょう。
ただ、子供や家族はすこし大変だったのでは? と変に勘ぐってしまいました。。。

 

大竹富江さんの波乱万丈な人生

作品が評価されるのは当然として、その波乱万丈な人生にも注目したいです。

京都府出身の大竹富江さん。
1913年に、京都府で生まれました。
1936年の23歳の時に、すでにサンパウロに移住していた兄を訪ねてブラジルに渡りました。
最初は1年間だけのつもりが、ブラジルの風土が肌に合ったのでしょう、そのまま定住を決意したそうです。
その後ほどなくして、兄の友人と結婚して、二人の子供を授かります。

第2次世界大戦があり、帰国ができなかったようですが、戦後の1951年にいったん帰国しています。
その翌年、1952年に芸術家としての転機が訪れます。

ある日本人画家が展覧会を催すということでブラジルを訪れたそうです。
その画家と話す機会を得た大竹富江さんは、触発されて芸術の世界に足を踏み入れることになります。
この39歳の時から筆をとることになります。

1968年の55歳のころには、ブラジル国籍を取得。帰化していますね。
それから数十年。100歳を超えても晩年まで創作に励んでいたそうです。

とても波乱万丈な人生に思えます。
芸術にのめり込んだ本人にとっては長くも短い人生だったのかもしれませんね。
とてもうらやましく思いませんか?

 

大竹富江さんの作品と評価

現在、ブラジルが誇る現代美術の巨匠の一人として称されている大竹富江さん。
その作品は、幾何学的図形の抽象画やオブジェなど。
これらの多くは、ブラジルの地下鉄や公会堂など公共の場に飾られ、地元の人たちに愛されているようです。

これらの作品群は。子供の頃過ごした日本の価値観と新天地ブラジルで触れた文化のが融合しているようだと、高い評価を得ています。

また、大竹富江さんは作品にタイトルをつけません。
その理由として、「見る人の感じ方を大切にしたい」という考えがあるからだといいます。

大竹富江さんの作品を日本で鑑賞したいと思いました。
写真などでブラジルの作品を見ることはできますが、身近に感じてみたいです。
今後、そういった催しなど増えることを期待したいと思います。

「ブラジル現代美術の巨匠」と称される大竹富江さんの作品の評価は高く、大きな賞を受賞しています。
1988年、外交分野で功績のあった人に与えられるブラジル政府から国家勲章「リオブランコ勲章」を受賞しています
2013年、ブラジルの文化勲章を受賞しています。
さらに、今回の訃報を受けて、ブラジルのルセフ大統領は「わが国は偉大な女性画家を失った」とする追悼声明を発表しています

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コメント

  1. 加藤かおる より:

    ニュースの記事で初めて大竹富江さんを知りました。
    このようなメールを送ることも初めてです。
    作品の写真を見て何故か涙があふれてきました。赤い大きな波をうった作品です。その後この記事で、富江さんがタイトルを付けなかったと知りわかる気がしました。
    今まで感じたことのない高揚感で思わずコメントを書いています。
    ありがとうございました。 加藤かおる

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